ドラム式洗濯乾燥機(パナソニック)の水槽のお手入れには大きく3つの方法があります。
全部をする必要は無いので「家(うち)は必要かな?」と思うところだけしていただければ良いかと思います。
では順番に説明をさせていただきますね。
ドラム式洗濯乾燥機の槽洗浄方法(パナソニック編)
カビの発生を防ぐ槽乾燥(週1回程度)
以前はお洗濯のあと「カビないように少しドアを開けた状態にしておいて下さいね」とお話ししていたのですが「開いていたドアでケガ」をしたり
また「小さなお子様の閉じ込め事故」を防ぐため最近では「お洗濯のあとドアは閉めておいて下さいね」とお話ししています。
カビの発生が心配なかたは、お洗濯のあと「窓パッキン(灰色のゴムの部分)」「ドア内側のガラス」の水滴を拭き取りましょう。
水槽の内側はカビにくい樹脂製でお洗濯のたび水で流されます、また脱水槽ドラムもステンレス製なのでカビません。
ただ「窓パッキン」はゴム製でカビの根がはりやすく非常にカビが発生しやすい部分になります。毎回は中々大変ですができる範囲で頑張りましょうね。
槽乾燥機能は特に乾燥運転をほとんどしないかたへおすすめします。
以前は洗濯機内部の湿気を少しでも減らしてカビを発生しにくくする為ドアを開けておく事をおすすめしていたのですが、最近の乾燥機能付き洗濯機は構造が複雑な為なかなか乾きません。
綺麗を保ちたい時は塩素系漂白剤を使用した槽洗浄(月1回程度)
先ほど水槽内部や脱水槽ドラムはカビにくいと書きましたが それは部品の材質的にカビないという意味です。
実は最近テレビでもよく見かけるようになった脱水槽ドラムの汚れの写真は「洗剤の溶け残り」や「衣類に付着していた泥や油分」が変質したりカビたりした物が付着した状態なのです。
脱水槽ドラムの汚れ自体はスチーマー(水蒸気で汚れを浮かす道具)があれば、台所スポンジなどでも軽くとれるような物ですが簡単に洗濯機は分解できないので「槽洗浄コース」でお手入れしましょう。
おうちで普段ご使用されている「塩素系漂白剤 」つまり「ハイター(水色のボトル)」を使います。
❶ 槽洗浄コースを選択しスタート
❷ 給水がはじまります、しばらくして給水が止まったら一時停止をしてドアを開きます。
❸ ドラムに直接 「塩素系漂白剤 」を[200㎖程]入れます。
❹ ドアを閉めて再度スタートをします。
機種によって違いますがドラム式だと約11時間かかりますので夜のお洗濯が終わってからされるのが良いかと思います。
・ワイドハイター(きみどり色のボトル)は酸素系なので槽洗浄には向きません。ハイター(水色のボトル)塩素系を使って下さいね。
黒カビ・ニオイが気になる時の「しっかり槽洗浄」
「塩素系漂白剤」で槽洗浄をしても「黒カビ」が衣類につく「ニオイが気になる」時は専用のお薬を入れた「しっかり槽洗浄」をおすすめします。
手順は「塩素系漂白剤を使用した槽洗浄」と同じですが漂白剤のかわりに 洗濯槽クリーナ「 N-W2」を使用します。
❶ 槽洗浄コースを選択しスタート
❷ 給水がはじまります、しばらくして給水が止まったら一時停止をしてドアを開きます。
❸ ドラムに直接 洗濯槽クリーナ「N-W2」を全部入れます。
❹ ドアを閉めて再度スタートをします。
❺ 約11時間かけ付着した汚れを根こそぎ剥がしていきます。ゆっくりしっかり綺麗にして行きますので気長に待って下さいね。
※「洗濯槽クリーナ N-W1」は生産が終了しました、今後は「ドラム式用洗濯槽クリーナ N-W2 」をご使用下さい。
(説明書に N-W1 を使用する記載がある機種でも今後は N-W2 で大丈夫です、詳しくは下記リンクでご説明させていただいてますのでご参考にしていただけると嬉しいです。)
市販の「槽洗浄剤」はあまりおすすめできません。
ホームセンターやドラッグストアで色んな種類の「洗濯槽クリーナ」を見かけると思います。
現状あまりにも種類が増えすぎて、パナソニックさんでも評価試験ができてないクリーナがほとんどです、安心して使用できる物を選ぶのはとても難しいと思います。
特に「酸素系槽洗浄剤」や「界面活性剤」が含まれる「洗濯槽クリーナ」は泡が立ちすぎるためドラム式洗濯機では誤動作の原因になる可能性があります。
市販の「槽洗浄クリーナ」をご購入されるときは成分表や使い方の説明をしっかり読みご判断されるのが良いかと思います。
そこで
そして 1年に1度の「洗濯槽クリーナ N-W2」を使うしっかり槽洗浄です。
(但し、粉末合成洗剤をお使いのおうちには 1ヵ月に1度の「塩素系漂白剤(ハイター)」を使った槽洗浄をおすすめしています。)
槽洗浄をしたその後は
洗剤について少し考えてみましょう。
毎日お洗濯をしているとなんとなく洗剤を多め多めに入れてしまっているって事はありませんか?
綺麗に洗いたいから、いい香りをつけたいからと洗剤や柔軟仕上げ剤を入れすぎると溶け残ってしまい「黒ずみ」や「黄ばみ」さらに時間がたつとカビやニオイの発生源になってしまいます。
特に最近のドラム式洗濯機は節水型になっているので洗剤は「給水前に表示される洗剤量(適量)」をおすすめします。
よろしければ一度試してみてくださいね。
知ってるようで知らない「洗剤の正しい使い方」はこちらのパナソニックさんのページへ。
パナソニックさんの詳しい説明はこちら。
関連記事